2024/01/22 12:33
毎年、年末には松や千両などの正月飾りと一緒にロウバイの枝を買ってきて生けます。
ずっと蕾の状態でしたが、少しずつほころび始め、ひとつふたつと花開く頃には良い香りで満たされます。
何はなくともロウバイだけは、と思ってちょっと離れた市場へ車を走らせます。
縫製作業。
生地を型通りに切り抜き、中表に縫い合わせる。
そして表に返す。
感動するのはいつもこの瞬間。
なんでもない生地と糸が立体になり道具になる。
小さな奇跡と感動の連続。同じものをいくつ作っても変わらないこと。